SIC開設1周年イベント「共創の日/共創の火」を開催しました!
SICでは10月29日(火)に、これまでの成果を披露する開設1周年イベント「共創の日/共創の火」を開催しました。スタートアップ及びスタートアップ業界関係者、区内ものづくり企業及び墨田区に関係する民間企業・大学・団体、メディア等など延べ300名を超える方が集まり、スタートアップと区内ものづくり企業を中心とした共創を加速させる熱量の高い場となりました。
第1部前半:成果発表会
第1部成果発表会の冒頭では、墨田区の山本 亨区長からは、SICのこれまでの成果と今後の展望について披露され、開設1年間で、381社の集積を図り、44件の共創プロジェクトを創出し、区内に1億以上の経済効果が生まれていることなどが報告されました。「ものづくりのまち」を未来へ継承していくため、優れたスタートアップを呼び込み、区内事業者や大学等との共創を生むことで、区内の産業集積のアップデートを図っていくことが宣言されました。
墨田区長 山本 亨 氏
続いて、2024年9月にSICの事業連携パートナーに参画した東武鉄道株式会社様にご登壇いただきました。オープンイノベーションで東武グループと観光産業のアップデートを目指すことに向けて、SICと連携した共創案件の状況を報告し、SICのプログラムと事業検証フィールドとしてのグループアセットの活用や、墨田区発の産業やサービスの沿線他地域への派生的な展開などに取り組んできたい旨を発表いただきました。
東武鉄道株式会社 執行役員 観光事業推進部長 青柳 健司 氏
続いて、SICから創出された代表的な共創プロジェクトの発表を行いました。スタートアップ4社、区内ものづくり企業2社、区内大学・金融機関2社にご登壇いただき、SICを通じて取り組んでいる4つのプロジェクトの成果と今後の展望を交えながら、区内ものづくり企業をはじめとする地域ネットワークとの共創の将来性について熱量高く語りました。
株式会社SlowFast 代表取締役 谷口 昌優 氏
「東武鉄道株式会社との共創による鉄道車両とコラボレーションしたエコな子ども靴の新ブランドの開発」
株式会社BAKUAGE 代表取締役 CEO 渡邊 史郎 氏(写真左)
ナガセケンコー株式会社 販売管理課 小坪 政寿 氏(写真右)
「世界に飛躍するニュースポーツのメジャー化に向けた墨田区ものづくり企業とのスポーツ製品の開発改良」
株式会社IGSA 代表取締役 CEO 松島 創一郎 氏(写真左)
千葉大学 予防医学センター 准教授 鈴木 規道 氏(写真右)
「AIによる認知症早期スクリーニングサービスの千葉大学・リビングラボとの共創による社会実装」
株式会社セラピア 代表取締役 田中 圭 氏(写真左)
東京東信用金庫 お客様サポート部 中小企業応援センター担当 主任調査役 関 拓也 氏(写真中央)
バキュームモールド工業株式会社 代表取締役社長 北澤 正起 氏(写真右)
「スタートアップ×地域金融機関×墨田区ものづくり企業 中小企業の経営改革の実現」
第1部後半:トークセッション/共創ポスター・プロダクト展示
第1部成果発表会の後半では、「墨田区が目指す産業振興の未来図 ―産業集積のアップデートー に向けたものづくり企業とスタートアップの共創の可能性」をテーマとしたトークセッションを行いました。株式会社浜野製作所様にご登壇いただき、ゼロからイチのものづくりを支援する施設「Garage Sumida」の開設経緯やスタートアップ支援に取り組んできた経緯からはじまり、”ものづくりのまち・すみだ”に対する想いと、これからのSICに対する期待について、新会長・新社長ともに熱く語っていただきました。
<トークセッション 登壇者>
・株式会社浜野製作所 代表取締役会長 浜野 慶一 氏(写真左)
・株式会社浜野製作所 取締役社長 小林 亮 氏(写真中央)
・墨田区産業観光部長 郡司 剛英(写真右)
また、SIC会員であるスタートアップと区内ものづくり企業各社のプロダクト展示約30組と、共創プロジェクトを紹介するポスター展示16枚を施設内に掲示し、各セッションの合間に参加者への紹介・交流会を行いました。参加者はスタートアップと区内ものづくり企業のプロダクト・サービスに高い関心を寄せ、その場で共創に向けた意見交換が行われる繋がりが生まれる空間となりました。
共創ポスター・プロダクト展示の様子
第2部:スタートアップピッチイベント「Sumida Innovation Pitch(SIP) 宇宙特集」
第2部では、「宇宙」をテーマに活躍するものづくり系スタートアップ4社によるピッチイベントを開催しました。現地・オンライン含めて100名を超える方にご参加いただき、スタートアップに対する質問も活発に行われ、第1部同様に熱量の高い場となりました。スタートアップ支援の特徴を有するSICの柱となるイベントとして、今後も継続的に開催していきます。
<SIP 登壇者>
・株式会社うちゅう うちゅうにむちゅうになる『うちゅう型人材』を増やす(写真上段右)
・SkySense合同会社 あらゆる場所をいつでも高精度に観測(写真下段左)
・Star Signal Solutions株式会社 「地上の暮らしと宇宙の安全を守る」JAXAベンチャー(写真下段中央)
・株式会社OUTSENSE 「折り工学」を用いて、宇宙で人が恒久的に暮らす世界の実現を目指す(写真下段右)
第3部:交流会
第3部では、成果発表会及びSIP参加者等による交流会を開催しました。長丁場の1日にも限らず、多くの方に第3部までご参加いただきました。交流会では、共創ポスター・プロダクト展示をきっかけに、さらに多くの交流や共創に関するトークが活発に行われました。イベント名である「共創の日/共創の火」のとおり、SICが共創を創出する場として多くの方に認知いただくとともに、さらなる共創の創出に繋がる高い熱量を帯びた1日となり、SIC開設1周年イベントは終了しました。
交流会の様子
SIC1周年記念イベント「共創の日/共創の火」
2024年10月29日
SIC運営事務局