REPORT
令和6年度は「Sumida Innovation Pitch」を計4回開催しました
25.05.06

令和6年度は「Sumida Innovation Pitch」を計4回開催しました

SICでは、ものづくり系スタートアップによる区内企業や大企業等との協業・提携に繋げるイベントである「Sumida Innovation Pitch(以下、「SIP(シップ)」という。)」を実施しております。令和6年度は、計4回開催しました。SIP終了後に、SIC会員交流会も同日開催。登壇者のより深い想いや情報を聞くことのできる場となりました。また、参加者同士の交流も進み、多くの共創企画が生まれるきっかけとなりました。

 

第1回:2024年7月25日(木)スポーツ特集

第1回は、世界的なスポーツの祭典が開催直前で盛り上がる7月に、「スポーツ特集」として実施し、株式会社mimococo、株式会社sci-bone、株式会社リリピア、株式会社BAKUAGEの計4社にご登壇いただきました。スポーツにおける付加価値向上やスポーツ用品の耐久性を高める等を狙いとして、区内ものづくり企業との共創を通じ達成したいことをピッチでご発信して頂きました。

現地とオンラインを合わせ、総数70名もの方にご参加いただき、踏み込んだ内容の質疑応答もあり盛況なピッチイベントとなりました。

 

また、11月に、ごみが多い等の課題を持つ錦糸堀公園をもっと親しみやすい公園に変えていくため、地元町会が主催となりファミリー向けイベント「きんしぼり公園であそぼー!」(主催:江東橋四丁目町会、後援:墨田区)が開催されました。本ピッチイベントでの出会い等をきっかけに、登壇企業2社が子ども向けの体験型スポーツ企画の実施といったイベント協力に繋がりました。

sci-bone社のAI技術を活かした最測シュート解析企画では、墨田区をホームタウンにするフットサルチーム「フウガドールすみだ」にもご協力いただきました。事前に収集したフットサル選手のショートデータをもとに、自分のシュートの違いをモーション解析し、パワータイプやテクニックタイプ等の分類を行い、子どもたちに非常に人気な企画となりました。当日は天候にも恵まれて、多くのご家族で賑わいました。SICにて支援しているスタートアップが、地域振興に寄与する事例も増えています。

https://www.city.sumida.lg.jp/matizukuri/matizukuri_suisin/zigyoubetu/kinshi/kinshibori241130.html

 

(写真)上:左からピッチ聴講する参加者の様子・登壇者集合写真・交流会の様子

下:錦糸堀公園でのイベント風景(スクエアボッチャ、最測シュート解析の様子・シュートのタイプ分類)

 

 

第2回:2024年9月20日(金)IoT・センサー特集

第2回は、Woven City第一期の建物完成予定時期に合わせ、「IoT・センサー特集」として実施し、アシオット株式会社、Zero To Infinity株式会社、株式会社E3Mobility、MOVeLOT株式会社、株式会社JOYCLEの計5社にご登壇いただきました。

IoT・センサーは、昨年度に続き開催となった人気テーマです。スタートアップの登壇意向も強く、クオリティの高いピッチがされました。質疑応答・名刺交換も活発に行われ、参加者の関心度が高いことが見受けられました。実際に、参加いただいた大手メーカーからは登壇企業に対して、共創に繋がるご提案もありました。

 

 

(写真)左から登壇者ピッチ中の様子・登壇者集合写真

 

 

第3回:2024年10月29日(火)宇宙特集

第3回は、SIC1周年記念イベントと同日開催しました。「宇宙特集」として、株式会社うちゅう、SkySense合同会社、Star Signal Solutions株式会社、株式会社OUTSENSEの4社にご登壇いただきました。

2025年3月現在、実施時期の予定は修正されていますが11月に予定されていたアルテミス計画での宇宙飛行士による月の周回に向け、宇宙領域により注目が集まっている中での開催でした。

新規事業開発だけではなく教育面やエンタメ面など幅広く宇宙領域で共創を目指していることなどをお話しいただきました。現地とオンラインのハイブリッドで開催し、総数100名を超える方にご参加いただきました。特に現地参加者からは多くの質問もあがり、非常に熱量の高い場となりました。

 

(写真)左からピッチを聴講する参加者及び報道陣の様子・登壇者集合写真

 

 

第4回:2025年1月24日(金)観光特集

第4回は、大阪・関西万博の開幕年である2025年のはじめに、東武鉄道様のリバースピッチと同日開催しました。「観光特集」として、株式会社New Ordinary、株式会社ジグザグ、ジオ・マーク株式会社、株式会社羅針盤の4社にご登壇いただきました。

観光地も多数ある墨田区での、区内企業との共創企画や、インバウンドを生かした共創企画などについてお話しいただきました。

また、ピッチの前には、一般社団法人 墨田区観光協会 理事長 森山様にご登壇いただき、墨田区の観光地域づくり法人としての取り組みについてご講演いただきました。

名刺交換中には、登壇企業の提供するサービスについて、すぐにでも導入したいと参加者の方からお話されている様子なども伺えました。また、参加者アンケートでも、イベント満足度について、非常に満足・満足の回答が多い結果となり、全体を通して満足度の高い開催となりました。

 

(写真)事務局専門家(朽木)による業界解説・森山理事長によるご講演・登壇者集合写真

 

 

令和6年度のSIPをきっかけに、現在8件ほど共創に向けた企画を推進しております。先日の実施から日も浅いにもかかわらず、観光特集の登壇企業と参加事業者による共創企画が早くも実現したケースも生まれています。継続して共創の実現に向けて、事務局を務めるコンサルタントが伴走して参ります。

令和7年度においてもSIPはSICの一つの柱となるイベントとして、継続して開催を予定しています。詳細のご連絡は別途ご案内させて頂きますが、令和7年度の「Sumida Innovation Pitch(通称:SIP)」もどうぞよろしくお願いいたします。

 

Sumida Innovation Pitchに関するお問合せはこちら

SUMIDA INNOVATION CORE事務局(朽木、竹内)

sic_startup.support_dtvs@tohmatsu.co.jp

PREV
NEXT
一覧に戻る